ラングリットとは

ラングリットとは

ランニングを始めたばかりのころは、息苦しくなったり、膝が痛くなったり、ふくらはぎが攣ってしまったりと走り切ることは大変ですよね。ツラいし止めようかなと思うこともあります。

しかし、コツコツ続けていくと走力が付き楽しくなっていきます。すると距離を伸ばしてみようかな?もう少し速く走ってみようかな?と新たな目標を設定し達成に向けて頑張ろうとします。その目標達成に向けてのトレーニングで、息苦しくなったり、足を痛めたりと辛い思いをすることがある事でしょう。そんな大変さや辛さを乗り越えて目標を達成するということを繰り返していきます。

これって何かと似ていると思いませんか?

それは、「人生」です。

学生であれば進級・進学・就職、社会人であれば異動・転勤・昇進といった転機があり、日常ではもっと細かい変化点が沢山あります。その都度、人間関係、生活環境の変化、立場、能力不足に困ることがあります。

自信を回復させる為にはまず行動することが大切です。

はじめはその困りごとを何とかしようと頑張りますが、すべてが改善するものばかりではありません。改善できなくても「まぁ~いいや」と思える人と、改善できずに悩んでしまう人がいます。真面目な人程、どんどん自分を追い込んでしまいがちです。

期待に応えなければというプレッシャーを感じ、デキる人と自分を比べて劣等感を抱き、人に気にいられたい・上司やお客様との板挟みで自分の意見を押し殺し、相手に合わせているうちに窮屈になり、悩みこんで行動できなくなります。そして、不甲斐ない自分、弱い自分を過剰に責めて自信を失っていきます。

しかし、人生からは逃げることができません。それであれば、ずっと悩みこんで行動できず自信を失ったまま生きていくより、胸を張って堂々と自信をもって生きていく方が楽で楽しいですよね。

自信を回復させる為にはまず行動することが大切です。

自信を回復させるランニング

自信を回復させるランニング

ランニングは人生に似ているとお伝えしましたが、ランニングで自信が持てるようになれば人生でも自信を持つことができるようになります。

唐突ですが、グリット(GRIT)という言葉を聞いたことはありますか?

GRITはGuts(度胸)、Resilience(復元力)、Initiative(自発性)、Tenacity(執念)の4つの要素の頭文字を繋ぎ合わせたもので、「やり抜く力」という意味があります。

それぞれには次のような意味があり、これらの要素は、ランニングで身につけることができるようになります。

Guts(度胸)

Guts(度胸)

困難なことに挑み、逆境にめげない

物事に動じず冷静に対処・判断すること

ランニングを始めたばかりの初心者でも、フルマラソン経験者でも走っている途中に足が痛くなったり、攣ってしまったりとトラブルは付き物です。そのような状況でも、ゆっくりと伸ばしてけいれんや収縮を解消し、給水所までは無理せず歩いて水分とミネラルを補給しようと、焦ることなく冷静に判断して行動できるようになります。

その場で諦めたら、そこで終了です。

諦めなくても結果的には走り切ることができないかもしれません。しかし、今やれることが何なのかを探し、やれる範囲での最善を尽くすことで走り切ることはできるかもしれません。困難なことでも挑み続け、逆境にめげない強い気持ちを身に付けることができます。

Resilience(復元力)

Resilience(復元力)

挫折から立ち直る
落ち込んでも打開策を見つけ立て直そうとする力

足を痛めてしまい、走る事ができない状況に陥ると、せっかくここまで走れるようになったのにと落ち込むことがあります。

しかし、「治るまでの間に他の弱い部分を鍛えて、走れるようになった時の為に準備をしておこう」、「今まで使いすぎていたカラダを休ませ回復させるにはいい機会だ」と落ち込んで何もしないのではなく、気持ちを切り替え今の状況で何ができるのかを考えることが大切なことです。

起きてしまったことは仕方がない、ここからどう立て直すかという挫折から立ち直る力を身に付けることができます。

Initiative(自発性)

Initiative(自発性)

率先して行動すること

冬で特に冷え込む日は、トレーニングをサボりたくなるものです。

でも、「よし、やるかっ!!」と自分を奮い立たせ、自らの意思で行動することが目標を達成する為には必要なことです。人に言われて強制されるよりも、自らの意思で動くことによりトレーニング効果は高くなりも達成感もより感じることができるようになります。

そんな経験は、何事にも率先して行動する力を身に付けることができます。

Tenacity(執念)

Tenacity(執念)

何があっても目的に向かってやり抜く粘り強さ

ランニング時の歩幅を1mとした場合、10kmでは10000歩、フルマラソンでは42195歩になります。

一歩を3cm長くするとそれぞれ300m、1265mにもなります。ただ走るだけでも苦しい状況で、その3cmを意識して続けていくことで目標タイムを更新することに繋がります。

ランニングの後半で疲れが出てきても、あと一歩だけなら誰でもいけます。しかし、ゴール1km手前、あと1000歩となるとどうでしょう。心が折れてしまう人もいるかもしれません。でも「あと一歩ならいける、あと一歩なら・・・」と言い聞かせて走る事ができれば走り切ることができます。

目標達成の為に進むことを諦めず、コツコツと最後まであきらめない粘り強さが身に付きます。

ランニング × グリット

ランニング × グリット

タイム更新やフルマラソン完走などの目標を達成する為にはがむしゃらに走ればいいというものではありません。

走り方を学び、カラダの使い方を意識してトレーニングをする必要があります。
トレーニング方法もたくさんあり、目的に合ったトレーニングを実施する必要があります。

その為、ランニングに関する知識は当然必要です。
しかし、ランニングに関する知識を教えるのであれば世の中にたくさんいますし、インターネット上に山ほど情報はあります。

ランニングを怪我することなく安心して続ける為には、足に負担がかからない「足にやさしい走り方」に変える必要があります。その為には、前傾姿勢・腕の振り方・着地の仕方・足の抜き方など数多くのことを意識しなければなりません。

頭ではわかっていてもカラダが思うように動かないもどかしさを感じ、走りながら、あれもこれも意識するなんて無理と悩まれることもある事でしょう。

そんな時こそ、逆境にめげないGuts、落ち込んだ気持ちを立て直すResilience、自らの意思でとりあえずやってみるInitiative、もう少しだけ意識して粘り強く続けてみようというTenacity、「グリット(GRIT)=やり抜く力」が必要になります。

ラングリット ランニングスクールでは、ランニングに関する知識だけでなく、この「グリット=やり抜く力」を提供します。目標に向かってランニングをやり続けることでグリットが身に付きます。グリットが身に付けば、ランニング以外の人生においても目標達成に向かってやり抜けるようになるはずです。