今回は、ランニングダイエットでリバウンドしない方法についてお伝えしようと思います。

 

ダイエットでリバウンドしないために重要なことは何だと思いますか?

それは、体重だけで管理しないことです。なぜなら、リバウンドの原因は脂肪ではなく筋肉を落としてしまうことにあるためです。筋肉が落ちてしまうと、ランニングをしていない日常生活での基礎代謝が落ちます。その結果、エネルギー消費量が減り、痩せにくいカラダになってしまうのです。

 

体重計は、カラダの中の水分、筋肉、脂肪、骨のあらゆるもののトータルの重さしか測れず、何が減ったために体重が落ちたのかわかりません。そのため、体重を量る際はできれば体脂肪率が計れるものを使って、筋肉と脂肪の量を確認することが重要になります。

 

筋肉を落とさずにランニングする方法

 

人のカラダは常にエネルギーを使って動いています。そしてそのエネルギーはいくつか生成方法があるのですが、瞬間的に大きなエネルギーが必要な場合と長期的にエネルギーが必要な場合とがあります。走る動きで例えると、短距離走と長距離走の違いです。

 

短距離走は瞬間的に大きなエネルギーが必要なのですが、この時は「糖」を使ってエネルギーを生成します。酸素を必要としないので無酸素運動と言います。

 

一方で、長距離走は長い時間動き続けるエネルギーが必要なのですが、この時は「脂肪」と「酸素」を使ってエネルギーを生成します。酸素が必要なので有酸素運動と言います。ダイエットにランニングがオススメと言われる理由は脂肪を燃焼する有酸素運動だからです。

 

では、なぜランニングダイエットでリバウンドをしてしまうのかというと、有酸素運動を行っているつもりのランニングが無酸素運動になっているからです。どういうことかというと、強度が高いのです。ペースが速かったり、走力以上の長い距離を頑張って走っているのです。強度が高いので糖を使ってエネルギーを生成するのですが、その時間が長く続くと脂肪と酸素を使ったエネルギー生成でも追いつかなくなります。その結果、筋肉を分解して糖を作り出し、その糖を使ってエネルギーを生成します。

 

ゼーゼーハーハーと頑張って走れば走るほど痩せないカラダになってしまうのです。大切なことは、脂肪と酸素でエネルギー生成を行う有酸素運動であるゆっくりペースで走る事です。

 

筋トレがランニングダイエットの効果を倍増させる

 

筋トレを行うと乳酸が出ますがこの乳酸は疲労物質ではなく、エネルギー源になります。ランニングを行う前に筋トレを行うことで血液中の乳酸の濃度を高めておくことができ、糖を使う量を抑えることができます。

 

また、ゆっくりペースで走る事で有酸素運動が行えるとお伝えしましたが、有酸素運動と無酸素運動は100対0という割合で切り替わるものではなく、有酸素運動中も糖を使ったエネルギー生成も行われています。そのため、ゆっくりペースで走っていても必ずしも筋肉の分解がされないということではありません。だからこそ、筋トレをして筋肉量を増やすことも並行して行う必要があります。

 

さらに、冬場は特にカラダが冷えているので、ランニングの前に筋トレを行うことでカラダが温まりケガをしにくくしたり、カラダに今から動くぞというスイッチを入れることにもなるのでオススメです。

 

まとめ

ランニングダイエットで失敗してリバウンドしてしまう方は、とても頑張り屋で真面目な方が多いのです。なぜかというと、頑張り屋さんだから息が切れる苦しいペースまで追い込むことができますし、真面目だから続けられます。でも、そのような方はランニングダイエットに向いていると思っています。行動はできているので正しいやり方を覚えれば成功するからです。

 

その頑張りを、走り方を学ぶことに使ってみませんか?