運動不足な40代にランニングをオススメするワケ

 

個人差はありますが、一般的には40代前半から、体力が徐々に落ち始めると言われています。これは、筋力や代謝機能の低下、骨密度の減少などが原因とされています。また、加齢に伴い、カラダの機能が低下することにより、ケガや病気になりやすくなるというデメリットもあります。ですが、適度な運動や健康的な食生活などの習慣を身につけることで、年齢を重ねても健康的な生活を送ることができます。

 

 

運動不足を解消するだけであれば、ランニング以外のスポーツでもいいのですが、ランニングをオススメする理由としては「転倒防止」ということが挙げられます。

 

 

高齢者の寝たきりになってしまう原因の70%が転倒による骨折とも言われています。若いうちは骨折が治ってからしばらくすれば筋力が回復するので元の生活に戻れます。しかし、年を重ねるにつれ、その回復が遅くなり、回復に至らなくなってしまう可能性があります。そのためにも、転倒しにくいカラダにしておく必要があります。

 

 

転倒防止には筋力を高めておくということも必要ですが、それであればランニング以外のスポーツでもいいわけです。

 

 

では、ランニングをオススメする理由は何だと思いますか？ヒントは、正しい走り方にあります。

 

 

それは、足を上げるということです。

 

 

えっ？そんなの当たり前でしょ？って思われた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ほとんどの方が正しく走れていないのが現状です。

 

 

では、正しく走れているかチェックをしてみましょう。今、ご自身が使っているランニングシューズの裏面を確認してみてください。かかとの外側の部分が減っていませんか？減っていないという方は、しっかり足を上げることができています。減っているという方は足が上がっておらず、擦っている状態です。家の敷居のちょっとした段差でつまずいてしまうのはこれが原因です。しっかり足を上げることが出来ていれば転倒のリスクを減らすことができます。

 

 

ちなみに、私が2020年1月1日に使い始め、2023年4月時点ではレッスン時や普段履きになっているランニングシューズはかかとが一切減っていません。

 

 

 

足を上げるとは？

 

 

 

 

正しく足を上げる意識の仕方とは？

 

 

最後に

 

意識することはたったこれだけです。しかし、たったこれだけのことでも続けることって難しいです。でも、意識し続けていけば無意識にできるようになります。

 

そのために必要なことは、ランニングをするときだけ意識するのではなく、日常生活において常に意識をするということです。日常生活で姿勢が悪い方が、ランニングの時だけ姿勢を良くするのは大変です。日常生活で姿勢が良ければ、ランニングの時にも良い姿勢を取りやすくなります。それと同じで、歩いて移動する際に、少しだけでいいので大腰筋を使って足を持ち上げる意識を持って進んでみましょう。この1歩1歩の積み重ねが、大腰筋を強くし、ランニング時にも引き上げられるようになっていきます。

 

年齢を重ねて、ガクッと体力が低下する前に、正しい走り方を身に付けて、ケガすることなく健康的にランニングを続けていきましょう。

 

 

 

 

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ラングリット | 静岡

自信回復ランニングプランナー

古畑 健太