夏にコツコツ続けたランナーだけが秋に成果を感じることができる。夏場に効果的な練習法

夏場はランニングがきつくなってきますよね。冬場より頑張っているのにタイムが出ず、長く走るのも大変で練習の成果がイマイチ感じられなくなります。それでも、日本人は真面目なので頑張ってしまうランナーが多いのです。来シーズンに向けて暑くても練習する姿勢は素晴らしいのですが、疲労が溜まりすぎて練習効果が落ちてしまってはもったいないですよね。

 

夏場の練習を効率的なものにするためには、なにを意識して練習すればよいと思いますか?

 

それは、「質」を高めることです。

季節に限らず「質」の高い練習は必要ですが、「量」をこなしにくい夏場だからこそ「質」を高める必要があります。

 

そこで今回は、「質」を高める練習方法についてお伝えしようと思います。

ふわっ、ガチ、ゆる走


今回お伝えする練習法は、「ふわっ、ガチ、ゆる走」です。

「ふわっ」では、アップを兼ねて軽快に軽々と2km走ります。

「ガチ」では5kmをガチで行ける速さで2〜3km走ります。

「ゆる」では全然息が上がらない速さで3~5km走ります。

 

この練習法のポイントは「ゆる」です。この「ゆる」の時に手足の先まで血流が行き渡り、酸素が送られている感覚を感じながら走ります。ゆっくり走る事で毛細血管が発達します。毛細血管が発達することで、体内に溜め込める酸素量が増えます。酸素量が増えれば持久力が高まるのです。さらに、ゆっくり走る事で、脂肪をエネルギーに変えやすい体質に変えることができます。速く走るだけでは、糖質でしかエネルギーを生み出せない体質になってしまいます。

 

では、「ゆる」だけで「ガチ」はいらないのでは?という疑問が出てきますが、「ガチ」で走る事で体内に取り込める最大酸素摂取量を増やすことができます。また、「ゆる」だけだと練習の達成感が感じられないですよね。「ガチ」を少し入れることで、達成感を感じることができます。練習を続けるためには達成感は大事な要素だと思います。

 

「ガチ」で取り込める酸素量を増やし、「ゆる」でその酸素を溜めておける器を大きくするという感じです。

 

まとめ

暑い時期でもコツコツと練習できた方は秋口に成果が出るはずです。質を高めた練習法で夏場もランニングを無理なく楽しく続けていきましょう。

 

今回の「質を高める」の真意は、不足していることを効率的な練習法で補うということになります。冬場はどうしても量をこなす練習が割合を占めてしまうので、量がこなせない機会に練習法を変えて質を高めるということです。

  

仕事においての「質」とはなんでしょう?

・作業時間を短くする。

・成果物の精度を上げる。(システムであればバグ(不具合)を少なくする。)

・周りの状況を把握し問題が発生する前に対処するリーダーシップを高める。

 

挙げればきりがありませんが、自分に足りないものは何かをしっかり考え、それを身に付けるために必要なことを洗い出してコツコツと実行することです。

 

しかし、仕事が立て込んでいるとき(量をこなしているとき)には実施することが難しいので、仕事が落ち着いてきたときにすぐ実行できるようやるべきことを事前に準備しておくことが大切です。