他人と比較して落ち込む癖を直すコツ

ランニングを始めると仲間ができたり、同じコースを凄いスピードで駆け抜けていくランナーに会ったりと周りが気になりますよね。「10kmを○○分で走った」とか「今度は○○分ペースで走りたい」といった話しを聞くと、比較し自分にはできないと落ち込んでしまう方も多いのではないでしょうか?そこで、他人と比較して落ち込む癖を直すコツについてお伝えしようと思います。

  

あなたは他人と比較するのをやめましょうと言われて、比較しないようにできますか?

 

出来ない方が多いと思います。どうしても比較はしてしまいます。そこで大事なことは比較をしても落ち込まないということです。では、比較をしても落ち込まないようにするためにはどうしたらよいと思いますか?

 

それは、よいところを見つけるように比較の仕方を変えることです。

  

視点を変えてみる

例えば、あなたより速いタイムで10kmを走るAさんは、速いタイムで走るためにきつい練習をこなし、常にどこかに痛みを抱え、絶えず怪我をしていたとします。一方であなたは体の使い方やケアの仕方をしっかりと勉強しているため、怪我をすることなく痛みのない毎日を送っていたとします。ランニング初心者の9割が怪我をすると言われている中で、怪我をしないで続けることができているというのはとても素晴らしいことですよね。健康的でとても良いと思います。

 

どちらが良くて、どちらが悪いということではありません。お伝えしたかったことは、比較する際の視点を変えて欲しいということです。視点を変えるとは、あなたがランニングをしている目的です。あなたが速く走る事が目的であるならばAさんと比較をしても「よし、頑張ろう」となるはずです。しかし、比較して落ち込んでしまうということは、あなたの目的がAさんとは異なるということです。Aさんの基準で比較をしてしまっているのです。

 

比較することは悪いことではありません。Aさんと比較した結果、Aさんよりもハムストリングスの筋力があることが分かったとすると、不足していることは上半身の使い方なんだなということに気が付けます。そして、それだけの潜在能力(ポテンシャル)を秘めているんだなとプラスに考えることができるのです。

 

他人と比較して焦ったり、落ち込んでしまう方は、一度、ランニングをしている目的を再認識してみてはいかがでしょうか?

 

強みが自信を生む

仕事をしていると、他人と比較してしまうことがありますよね。あの人は、能力があって作業が早くて正確。でも、自分は作業が遅くてミスばかりで叱られてばかり。そして、落ち込む。そんな時、仕事とは関係がないものでもこれなら負けないという強みがあると落ち込まなくなります。自信をもって仕事ができるよう、ランニングを強みに変えていきましょう。その為には怪我をせずに続けることが大切です。安心して楽しく走り続けられるよう、走り方やケアの仕方を学んでみてはいかがでしょうか?