ランニングによるケガのほとんどは足の使い過ぎによるオーバーワークによる故障です。そして、脚痩せしない理由も足の使い過ぎにより筋肉が付いてしまうからです。
では、足を使わない走り方とは具体的にどういう状態を指すのだと思いますか?
それは、着地している状態でひざの曲げ伸ばしを行わないということです。言葉で表現すると難しいですが、簡単に言えばスクワットをしないようにしましょうということです。スクワットは、ひざの曲げ伸ばしを行うことで筋肉の収縮を起こし足に負荷をかけることで筋力アップをはかります。その状態で走れば足は疲れますよね。
それであれば、ひざの曲げ伸ばしをしなければいいわけです。でも、ひざの曲げ伸ばしを行わないで走るなんてできるの?と思われますよね。確かにひざの曲げ伸ばしをせずに走ることはできません。ここでのポイントは、着地してからのひざの曲げ伸ばしはしないようにしましょうということです。空中にいる間に曲げ伸ばしを行えば負荷は最小限に抑えられます。
以下の動画を確認してみてください。
通常速度
スロー
空中にいる間にひざを伸ばし着地をすると、頭、肩、腰、ひざ、くるぶしが一直線の状態になります。
このように着地をするとスクワットの動きが無いので足への負担を最小限に抑えることができます。スピードが出ないのではと思われるかもしれませんが、一直線になることで反発力が得られるので今まで以上に楽に速く走ることが可能です。(※よりスピードを上げるための足の使い方というのは別にあります。)
最後に
私は、かかとの後ろ側が痛くなり歩くこともままならない状況に至りました。その理由は足を使って速さや距離を求めた走り方をしてしまったためです。当時はもう走ることは難しいという思いもありました。しかし、足を使わないで走るということができないかと考え身に付けることで今ではもう走れないのではという不安は全くなくなり、ランニングを楽しく続けられています。
足への負担が少ないからケガをしないですし、無駄な筋肉もつかないので太くもなりません。
すぐにケガをしてしまう方、脚痩せしない方は、足への負担がかからない足を伸ばしてから着地をする走り方を試してみて下さい。
そうは言っても自分がどのようなフォームで走っているのかわからないという方も多いと思います。そのような方は、是非一度体験パーソナルレッスンをお試しください。遠方で直接のレッスンが難しいという方は、ご自身でお撮りになった動画を確認してアドバイスさせていただくオンラインでのランニングフォーム診断をお試しください。
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