疲れずに長い距離を走るために意識するたった一つのポイント

走るために筋トレしたり、気を付けたりと意識する箇所として足がすぐに思いつくのではないでしょうか。足は、体の中で唯一地面と接する点であり、怪我をしやすいこともあり、意識される方が多いと思います。しかし、足ばかりを意識していては長い距離を走る事はできません。マラソントップランナーの足を見てみてください。筋肉モリモリな太い足ではなくスラっとした細い足ではないでしょうか。では、ランニング中に最も意識することはなんだと思いますか?

 

それは、まっすぐな姿勢を維持することです。

 

なぜなら、ランニングに重要な反発力を得て、推進力につなげることできるからです。

 

例えば、トイレットペーパーの芯をまっすぐ地面に落とします。すると、反発して跳ね返ってきます。しかし、少し折り曲げた状態にして同じように落とした場合はどうでしょう。折り目で力が吸収されて跳ね返ってきません。姿勢を正すことで、頭から足までがまっすぐな状態になります。この状態で走る事で、地面からの反発を効率よく得られるようになり、推進力につなげることができます。この推進力が得られないと足に頼った走り方になってしまい、長い距離を走る事が難しくなります。そこで、今回はランニング中に姿勢を正すコツについてお伝えしようと思います。

 

ランニング中に姿勢を正す3つのポイント

1.深呼吸して胸に思いっきり空気を吸い込み、息を吐いてもその状態を維持する

 

2.顎を軽く引く

 

3.大殿筋(お尻の筋肉)をキュっと締める

 

いずれも、止まっている状態であれば難しくないのですが、走りながらでは難しいのではないかと思います。走るときだけ姿勢をよくするのではなく、日常生活から意識することが大切です。デスクワーク中心の方が多いのではないかと思いますが、猫背になっていませんか?

 

「姿勢を正す3つのポイント」は、座りながらでも実施することができます。そうすると、姿勢がよくなり仕事がデキる人に見えます。見た目だけでなく、まっすぐな姿勢は筋肉の疲労を抑え、更に呼吸も深くなり酸素が取り込みやすくなることで、脳に行き渡る酸素量が増えるため、集中力が増します。日常的に正しい姿勢を維持することで、体幹も鍛えられ、走りにも活きてきます。

 

姿勢を正して、ランニングも仕事もデキる人を目指しましょう。