朝ランニングと夜ランニングどちらがおすすめ?

朝ラン・夜ランのメリットとは

ランニングは朝走る人もいれば、夜走る人もいます。実は走る時間帯によって、ランニングの効果は異なります。ランニングで筋力アップや、ダイエットなど明確な目的のある人もいるでしょう。その際はより適した時間帯を選んで走ってみてください。 今回は朝ランニングと夜ランニングの、どちらにどのような効果とメリットがあるのか解説します。どちらの時間帯のランニングが、自分に向いているのか分かるでしょう。

1. 朝ランニングのメリットと効果

爽やかな朝に走るのが「朝ランニング」です。その効果とメリットをみてみましょう。

1-1. ダイエットに効果的

糖質と脂質は人間のエネルギー源です。朝起き抜けは体内の血糖値が低く、糖質よりも脂質を燃焼しやすい状態にあります。朝運動すると脂肪が燃焼しやすく、痩せやすいといえるでしょう。
また朝運動することで、全身の血行がよくなります。その後5〜6時間は代謝がよく、エネルギーの消費されやすい時間が続きます。腸内環境が整うというような効果も期待できるでしょう。

1-2. 1日を気持ちよくスタートできる

朝ランニングでは、早朝の爽やかで澄んだ空気を吸えます。朝から頑張って運動したという達成感で、気持ちよく一日のスタートを切れるでしょう。また朝の程よい運動で全身の血行が促進されることによって、頭も活性化されます。一日中効率よく物事を進められるようになるという、メリットも考えられるでしょう。

1-3. 習慣化しやすい

朝ランニングには習慣化しやすいという、メリットがあります。通勤や通学前の早い時間帯であれば、急な用事が入ることもありません。毎日安定して予定を組めるでしょう。仕事や学校と毎日忙しい人でも、比較的習慣化しやすくなります。朝ランニングをすることで、生活のリズムも整うでしょう。

1-4. 気温が低く、暑い時期も快適

暑い時期のランニングはうんざりしてしまうかもしれません。しかし朝は気温が比較的低く、走りやすいのがメリットです。日差しもまだ弱めで気温も上がり切っていません。暑い時期でも、快適にランニングができる時間帯といえるでしょう。

1-5. 太陽を浴びることで体内時計が整う

朝に朝日を浴びながらランニングをすると、体内時計が正常に働くようリセットされます。生体リズムの調整する役割をもつメラトニンが分泌されるのです。気持ちのよい睡眠を促す効果や、鬱症状を改善する効果も期待できます。無理なく早寝早起きのリズムがつくようになるでしょう。

2. 夜ランニングのメリットと効果

仕事や学校などの後に走るのが「夜ランニング」です。その効果とメリットをみてみましょう。

2-1. 筋力アップに効果的

夜ランニングは筋肉をつけたい方に、最適の時間帯です。夜は一日生活をして、身体がほどよくほぐれた状態でランニングができます。筋肉や関節を十分に動かせるでしょう。
また就寝中は副交感神経が活発になり、筋肉も生成されやすくなります。夜ランニングは寝る前に運動するので、就寝中に分泌される成長ホルモンの恩恵を、いち早く受けとれるのです。

2-2. ストレス解消に効果的

私たちの身体では、ストレスを感じるとコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。これを身体のなかに溜めたままにしておくと、心身共に悪い影響を受けます。このコルチゾールは有酸素運動をすることで分解され、ストレスが発散されるのです。夜ランニングでお休み前にストレスホルモンを分解して、心と身体をリフレッシュしてみましょう。

2-3. 睡眠の質がよくなる

夜走ることでほどよい疲労感を覚えることで、ぐっすり眠れることも夜ランニングのメリットのひとつです。就寝3時間前のランニングは、睡眠の質を高める効果があるといわれています。夜ぐっすり眠ることで疲労も回復され、朝の目覚めもよくなり気持ちのよい一日のスタートを切れるでしょう。

2-4. 紫外線の影響を受けにくい

浴びすぎると日焼けしてしまうのが、紫外線です。とくに女性のランナーはなるべく紫外線を避けて、ランニングをしたいかもしれません。夜のランニングは紫外線の影響を軽減でき、肌への負担も少なくなります。日焼け止めを塗らなくて済むのも、嬉しいところです。

2-5. 食事や飲み会の前に走ると罪悪感が少ない

体重や走るペースによっても異なるものの、ランニングは30分走ることにより、おおよそ200〜280カロリー程度消費するといわれています。
夜軽くランニングをした後で飲み会や食事に行けば、食べる前にカロリーが消費されているのです。罪悪感なく食事を楽しめるでしょう。

3. 朝ランニングと夜ランニングは効果によって使い分けよう

朝ランニングと夜ランニングには、それぞれのメリットと異なる効果があることも分かりました。ダイエットを目的にランニングをしたい人は、朝走る方が効果的です。筋力アップやトレーニング、ストレス解消を目的にする人は、夜のランニングがおすすめです

3-1. ダイエット目的の朝ランニング

ダイエット目的の朝ランニングだと、速く走る必要はありません。身体は目覚めたばかりで動きにくいので、ウォーミングアップを丁寧にした後、ゆったりとした気持ちで行いましょう。
朝ランニングを行うと脂肪の燃焼効果が継続します。習慣化できれば、少しずつ体型に変化が出ていくでしょう。

3-2. 筋力アップ、ストレス解消目的の夜ランニング

一日の行動を経て体温は上昇し、関節や筋肉も動きやすくなっているのが夜のランニングです。筋肉は可動域が広く、一番刺激を受けやすくなっている時間帯です。また眠り始めには、筋肉の成長や回復に役立つホルモンが多く分泌されます。夜のランニングは筋力アップしたい人に、もってこいといえるでしょう。
有酸素運動をすることで、ストレスホルモンが分解されます。スッキリとした気持ちで1日の最後を迎えられるのもメリットです。

4. まとめ

24時間走れるランニングは、時間帯によって効果が違います。ランニングをすることによって何を得たいのかを考え、それに適した時間帯で走ることが理想的です。しかし一番大切なのは走りやすい時間帯に走って、習慣化し継続することです。ご自身の楽しめる時間でランニングをして、ぜひ継続してみてください。「継続は力なり」です。 ひとりで走り続けることに自信のない方は、まず「ラングリットランニングスクール」までご相談ください。お客様一人ひとりに合った、ランニングのコツをご指導いたします。ぜひともお気軽にお問い合わせください。