ランニングはメンタル面を強化する!

ランニングが精神面に与える良い影響とは

ストレスの多い現代社会で、心に余裕がなくなり、メンタル面に問題を抱える方も少なくありません。ストレスはメンタル面を鍛えることで、ある程度解消されるともいわれます。そこで今注目されているのが、ランニングです。
ランニングは筋肉をつけ、理想的な体重を維持するなど体に良いことばかりではなく、メンタル面の強化にも効果的なスポーツなのです。ここではランニングでどのようにメンタルが鍛えられるのかについて解説します。

1.ランニングはメンタルを強化する脳内ホルモンの分泌を促す

ランニングは筋力をアップさせ、体重維持などの効果のほかに精神面を鍛えられるスポーツでもあります。
走るときの辛さに打ち勝つ力は、メンタルの強化になることです。実はこうした力は、ランニングすることで脳内に分泌されるホルモンの影響も大きく関わっているのです。
というわけで、ランニングによって、脳内分泌されるホルモンと、その作用について、まずは解説していきましょう。

1-1.幸福を感じるセロトニンの分泌

セロトニンは太陽を浴びたり、ランニングなどのリズム運動をしたりすることによって、脳内に多く分泌されます。
別名「幸せホルモン」ともいいます。セロトニンは、感情の調整をしてくれるホルモンです。このホルモンが分泌されることで、期待できる効果は次のようなことです。

・やる気が出る
・イライラしなくなる
・集中力が出る
・感情が安定する
・憂鬱な気分がなくなる
・幸せに感じる など

実際に医療現場でも、セロトニンの濃度を脳内に高める薬が、うつ病などの方に使われています。

1-2.脳内モルヒネともいわれるエンドルフィンの分泌

セロトニンと並び、幸福を感じる脳内分泌ホルモンに、エンドルフィンがあります。別名「脳内モルヒネ」といいます。このホルモンはその名の通り、ガンなどの強い痛みを抑えるときに使用する、モルヒネと同じような強力な鎮痛作用があります。
ランニングのように心肺機能をアップさせる運動で、脳内に分泌されるホルモンです。長距離ランナーが途中から辛さを感じなくなり、快走できるのはエンドルフィンの分泌によるものです。ランニングすることでエンドルフィンの脳内分泌量が増え、気分が高揚し、幸福感を得る効果が期待できます。

1-3.モチベーションをアップさせるドーパミンの分泌

意欲や集中力を高める、といわれるドーパミンも、ランニングによって脳内に分泌されます。ドーパミンが分泌されることで、下記のような効果が得られます。

・意欲やモチベーションのアップ
・集中力を高める
・執着心を得る
・快感を得る
・幸福を感じる など

ドーパミンがたくさん分泌されることで、メンタル面の安定を促進することが出来ます。
たとえば朝、軽くランニングをすることで爽快な気持ちになり、ストレスが発散されるのは、ドーパミンから得られるものです。朝のランニングはドーパミンの分泌を促し、仕事などの集中力を高めてくれます。

2.ランニングで鍛えられるメンタル!精神面へのよい影響

精神面によい影響を与える、脳内ホルモンの分泌を促すランニング。次に、具体的なランニングによる精神面への良い影響についてみていきましょう。

2-1.ストレスに強くなる

精神面に良い影響を与える脳内ホルモンが分泌されることで、ストレスに負けない力がつきます。朝のランニングなどは仕事前に頭をリフレッシュさせ、夜のランニングは1日のストレスの解消になります。
ランニングすることで分泌されるホルモンの作用は、ストレス解消にも効果的なのです。

2-2.モチベーションをアップできる

ランニングは仕事や家事などの物事に対して、意欲的に取り組もうという気持ちをアップさせてくれます。
ランニングを習慣化にすることで、精神面に良い脳内ホルモンが活性化して、常にモチベーションを高く保つことができます。
モチベーションが上がればメンタルも安定し、ストレスの多い環境の中でも精神的に強くいられるのです。

2-3.忍耐力がつく

ランニングは忍耐力を強化してくれます。走っている最中は自分との戦いです。暑いからやめよう、などという甘い考えが頭をよぎります。
しかしそういう誘惑に負けずに走り続けることで、忍耐力が強くなり、メンタル的な面の強化へと繋がっていくのです。

2-4.自分に自信がつく

ランニングを習慣付けることで、自分自身に自信が持てるようになります。意欲的に物事に取り組めるとか、集中力がアップすることで、仕事がはかどり、期待以上の成果に繋がる結果が自分への自信に繋がります。自分に自信を持てることは、自分を肯定することでもあり、メンタル面の強さへと繋がるのです。

3.楽しくランニングをする方法

精神面は、短期間で鍛えられるものではありません。走ることが好きになることで、ランニングを習慣付けることができ、精神面に良い影響をもたらすホルモンがしっかりと分泌されます。そして徐々に、精神面が鍛えられていきます。
そのため「楽しく走る」ことを、身につけましょう。ランニングが良いからといって、足に故障を抱えていたり、悪天候の中無理に走ったりしても意味はありません。
その日によってしんどいと感じるなら、いつもよりペースダウンして走るなど、頑張りすぎないでランニングを楽しむことが、精神的にも良いのです。
また楽しみながら走る工夫をすると、ランニングを習慣付けることができます。たとえば下記のような工夫をして、ランニングを楽しみましょう。

・仲間と走る
・スマホやiPadなどより、音楽を聴きながら走る
・時々ランニングコースを変える
・大会などに出場して刺激を受ける

4.まとめ

ランニングは筋力をつけるなど体に良いことばかりではなく、精神面の強化にも繋がるスポーツです。無理なく楽しんで走れる工夫をして、ランニングからストレスに負けないように、メンタル面を強化してください。
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