ランニングやマラソンを普段から運動として取り入れている方は多いでしょう。しかし、ランニングとマラソンの違いについては、意外とご存じないのではないでしょうか。それぞれ種類やトレーニング方法などもさまざまです。そこで今回は、ランニングとマラソンの違いやそれぞれの種類、トレーニング方法についてご紹介いたします。
1.ランニングとはどんなもの?
まずそもそもランニングがどういったものかというと、走ること全般を指す言葉です。そのため走ってさえいればランニングになりますが、一般的には時速8km以上の速度で走っていることとされています。しかし、明確な定義があるわけではありません。そのため、実際には走ってさえいれば速度が時速何kmであってもランニングに含まれると考えて間違いないでしょう。 ランニングをする際には以下の3つのポイントを押さえることによって効果を高めることが可能となります。
1-1.背筋を伸ばす
姿勢はランニングにおいてとても大切な部分です。背中の筋肉を活用することになるため、普段使っていない筋肉が動くことになり、エネルギー消費量が増加します。体幹との関係のためにもできる限り背筋は伸ばした状態のまま維持して走るというのが重要です。
1-2.後ろに腕を引く
ランニングをしている最中は自然と腕を振ることになるでしょう。このとき腕を前に振ろうと意識してしまう方が多いのです。しかし、前ではなく後ろに引くことを意識するべきです。腕をしっかりと振ることが重要ですので、そのためには前に出すのではなく後ろに引くように心がけることによって、最大限腕を振れるようになります。
1-3.後ろに蹴るようにして走る
足に関しても、前に踏み出すことが大切だと思ってしまいがちですが、地面についた瞬間に、後ろに向かって蹴るようにして走るようにしましょう。その時の力が体全体を前に押し出すことに繋がります。
2.ランニングのトレーニング方法
闇雲に走るのもありですが、記録などを意識される場合にはしっかりとしたトレーニング方法を実践することが大切です。初心者の方におすすめのトレーニング方法は以下のとおりです。
2-1.3連続で休まない
始めたばかりの方は、ついつい頑張りすぎてしまい毎日欠かさず練習をしようとします。しかし、それではなかなか続かないことが多いでしょう。一日でもトレーニングできない日が生まれるとそれがモチベーションを下げる結果になってしまいます。
そこで大切なのは、3連続で休まないことです。3日連続で休んでしまうと習慣化もしにくくなってしまいますし、トレーニングの成果に関しても薄れてしまいます。1〜2日の休みは問題ないという気持ちで取り組みましょう。
2-2.距離や回数を重視する
走るときのスピードが早ければ早いほど同じ距離でもタイムが縮まりますので、目標としてはわかりやすいでしょう。しかし、回数や距離を重視するようにしましょう。より長くよりたくさん走れるようにすることのほうがスピードよりも優先されることだからです。多少ゆっくりだったとしても、長距離あるいは多くの回数走るようにしましょう。
2-3.持続走をメインにする
トレーニングでは、持続走をメインにすることがおすすめです。たとえば5km走ったり、1時間走ったりなど、決めた目標を達成するまで走るという内容となります。
2-4.練習計画を立てる
はじめる際には練習計画を立てましょう。必ず守らなくてはいけないという厳しいものではなく、あくまでも目標という感覚で一度書き起こしてみるのです。そしてそれを実行しようと頑張った結果、実際には目標通りに出来なかったとしても、それをベースにまた計画を修正し継続していくことが大切です。
3.ランニングを続けて挑戦!マラソンとは
マラソンの定義は「42.195kmという距離を競って走る陸上競技」です。走ること自体が定義となっているランニングに対して、マラソンは具体的で明確な定義付けがされています。つまり、距離が42.195kmでなければそれはマラソンとは言えないということでもあります。
実は1896年に開催された第一回オリンピックの段階では、マラソンは約40kmと曖昧な距離でした。その後1908年に開催された第4回オリンピックの際に、舞台となったロンドンにて市街地と競技場の距離をあわせて42.195kmという距離が採用されたのです。
そして1924年の第8回オリンピックにて、その距離が正式採用されることになり、それが現代まで続いています。ちなみに、正式決定するまでには毎回異なった距離が採用されていました。その中で最長だったのは42.750kmでした。
4.マラソンの種類をご紹介
マラソンには距離に応じていくつかの種類が存在しています。代表的なものとしては以下のとおりです。4-1.フルマラソン
最もベーシックなマラソンのことです。42.195km走ることで順位やタイムを競います。一般的にはマラソンと言えばこのフルマラソンのことを指します。日本国内において開催されているフルマラソン大会では「東京マラソン」が最大規模となるでしょう。一般的な大会ですと多くても5,000人前後ですが、東京マラソンでは37,500人ものランナーが参加するのです。
4-2.ハーフマラソン
その名の通り、フルマラソンの42.195kmに対して半分の距離で行われるマラソンのことです。21.0975kmでのタイムや順位を競い合うことになります。主に初心者の方に人気がある種目です。いきなりフルマラソンでは自信がなかったとしても、その半分である21.0975kmであれば現実的な距離となります。そのため、フルマラソンへの前哨戦のような気持ちで挑まれる方が多い傾向にあります。
4-3.ウルトラマラソン
100kmを超える、長距離を走
ることになる種目となります。フルマラソンを完走した方が次なる目標として掲げることになるのがこのウルトラマラソンです。かなりの準備や経験がなければ完走が難しいので、挑戦するハードルは高いもののその分完走したときの喜びは計り知れません。5.まとめ
ランニングとマラソンは同じことのように思えるかもしれませんが、明確な違いがあることを知っていただけたのではないでしょうか。「ラングリットランニングスクール」では、楽しみながらランニングのトレーニングに励むことが可能となります。これから始めるという方や、トレーニング方法に迷っている方など、お気軽にお問い合わせください。