みなさん、ランニングをした後にストレッチやマッサージなど、しっかりケアできていますか?ケアもトレーニングのうちです。頭ではわかっていてもなかなか時間が取れずに疎かにしてしまいがちではないでしょうか?
そこで今回は、たった30秒で足の疲れを取るケアの仕方についてお伝えしようと思います。
たった30秒、○○するだけでランニングでの足の疲れを取るケアの仕方
みなさんが毎日必ず実施するある行動を行う時に30秒だけやってほしいことがあります。何だと思いますか?
それは、アイシングです。
毎日必ずお風呂に入りますよね。カラダを温めてお風呂から出る前に30秒、シャワーで冷水をかけてください。かける場所は足の付け根から下だけでOKです。全身にかけると寒いですし、内臓は冷やしたくないからです。
30秒冷水をかけた後、少し寒さを感じるようであれば、表面が軽く温まるように温水をかけてください。温めすぎないようにしてください。
これだけで、疲労物質が流れるので足の疲れを取ることができます。また、冷やすことで関節の炎症を取り除くこともできます。ランニング後は足に熱を持っていますので冷ましてあげると効果的です。
アイシングの効果について
冷水をかけることで、血管が縮みます。そうすることで、瞬間的に血圧が高くなり血液が流れます。(心臓疾患や高血圧を患っている方は実施しないようにしてください。)ホースをイメージしてみてください。遠くまで水をまきたいとき、ホースの先端をつぶして縮ませませんか?それと同じです。
しかし、寒い時ってホースが硬くてつぶしにくくないですか?カラダが冷えている状態では冷水をかけても血管が縮みません。だから、カラダが温まっているお風呂から出るときに行う必要があります。
ケガをしたときのアイシングとの違い
打撲や捻挫をしたときにアイシングをしますよね。そのアイシングとの違いについてお伝えしようと思います。
打撲や捻挫をしたときというのは、その箇所に炎症がおきます。炎症がおきると血液が集まってきます。これは血流を良くすることで素早く治療をするためです。なので、炎症というのは治療に必要な症状なのです。しかし、炎症により血液が多く流れるとより炎症がよりひどくなります。炎症はひどくなると痛みが生じてきます。だからアイシングを行います。
しかし、炎症は治療に必要な症状なので適度な炎症させる必要があります。なので、15分~20分アイシングをしたら、1時間~2時間間隔を開けます。これを72時間までは繰り返すと効果的と言われています。そして、72時間以降は逆に温めることで血流を増やして回復を早めます。
ランニング後は、ひざや足首などの関節を動かすことで熱を持っています。これも一種の炎症です。お風呂から出る前の30秒の冷水シャワーによるアイシングで無駄な炎症を取り除くことで疲れや痛みを軽減させることができます。
最後に
今回はアイシングによるケアの仕方についてお伝えしましたが、ストレッチやマッサージの仕方、ケアのアイテムについてのコラムもありますので、そちらもご活用ください。
ケアもトレーニングのうち!腰から足にかけての痛みを自分で取り除く便利アイテムとは
ランニングパフォーマンスを上げるために重要なトレーニングとは
忙しくて時間が取れないという方でも、お風呂上りに30秒、冷水シャワーをかけるだけならできると思うので、是非試してみてください。足の疲れの取れ方が全然変わります。
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古畑 健太