自信が持てず不安がなくならない時の対処法

日々ランニングのトレーニングを重ねているのに自分の走り方に自信が持てず不安がなくならないという方は多いのではないでしょうか?他人に何か言われて自信がなくなり不安になることもありますが、その多くは自分自身で勝手に思い込んでいることがほとんどです。今回は、自信が持てず不安がなくならない時の対処法についてお伝えしようと思います。

 

木を見て森を見ず」という言葉があります。森の中にある1本の木が枯れていたとしても森全体の木は枯れていないわけですが、視野が狭くなっていると、1本の木が枯れているだけなのに森全体の木が枯れているのではと考えてしまいます。そこで視野を広げて、森全体を見たうえで1本の木だけが枯れているのであれば、そこまで心配する必要はないということを判断したうえで、その枯れてしまった木をどうするのかを考えることが大事であるという言葉です。

 

自分自身で勝手に思い込んで自信が持てず不安になっているという方は、視野が狭くなっているので、視野を広げることで対処することができます。ランニングにおいて視野が狭くなっている状況とは以下の通りです。

◆タイムを上げたいから練習強度を急激に上げる

◆長く走れるようになりたいから毎日練習する

◆足が疲れるから脚力をつけようとする

◆足が痛いからストレッチやケアを行う

 

これらを実施することは悪い事ではありません。しかし、おそらくほとんどの方は、自信が持てていて不安に感じていないときには実施しないのではないかと思います。では、何がいけないのかというと、実施するための理由や取り組み方が良くないのです。

◆タイムを上げたいから 練習強度を急激に上げる

◆長く走れるようになりたいから 毎日練習する

◆足が疲れるから 脚力をつけようとする

足が痛いから ストレッチやケアを行う

 

赤文字で記した箇所が良くない箇所になります。

練習強度を急激に上げる

急に変化したものは急に変化します。そのため、すぐに良くなるかもしれませんが、やめた途端すぐに戻ります。そして、練習強度が高いと長く続きません。

 

1年後、5年後など長いスパンで視野を広げて考えてみると、急激に練習強度を上げることに意味がないことがわかると思います。

毎日練習する

これも、「練習強度を急激にあげる」と同じで視野を広げて長く続けられるかを考える必要があります。

 

強度が低く、毎日走る事がストレス解消になるということで実施するのであれば全く問題ないです。なぜかというと、ストレス解消のためにランニングをするという理由なので毎日続けられるからです。

 

長く走れるようになりたいからという理由の場合、毎日走る事が強制となり苦痛に変わります。そうすると走りたくなくなってしまい続かなくなります。そして何より、休むこともトレーニングのうちなので、ランニングのパフォーマンスを上げる事が目的であるのなら毎日走る事はおススメしません。

脚力をつけようとする

脚力をつけようとする

 

ランニングにおける足の役割としては、上半身で作った前へ進むための推進力を足を通じて地面に伝えることです。脚力をつけてしまうとより足に頼った走り方になり、上半身がうまく使えず、より足が疲れるようになってしまいます。なので、スクワットやランジなどをたくさん実施し筋力が付けば、短期的には速く走れるようになったり、足が疲れにくくなるかもしれません。

 

しかし、視野を広げて長期的に考えてみると筋力強化における効果には限界があるので、正しい走り方を身に付けていく進め方の方が足への負担が減り、足が疲れにくくなるとともに、ランニングパフォーマンス向上の伸びしろは多く残されています。

足が痛いからストレッチやケアを行う

ストレッチやケアもトレーニングのうちです。足が痛くなるということはきっかけ(トリガー)にすぎません。これは視野が狭い状況です。枯れている木、1本だけを見ている状態です。木が枯れているから対処をするのではなく、視野を広げて森全体を常に見て、木が枯れていないいい状態のうちから手入れをしていれば、木が枯れることを事前に防ぐことができるかもしれません。

 

※手入れをしていても木が枯れることはあります。ストレッチやケアをしていても痛くなることはあります。ただ、その頻度や症状の度合いを減らすことはできるはずです。ゼロにできるということではありません。

最後に

1kmのタイムを30秒上げたい、ハーフマラソンやフルマラソンのタイムを5分縮めたい、そう思っても、今日の明日で達成することは無理です。でも、1年後、5年後にはと考えたらどうでしょう?達成できそうな気がしませんか?同じ達成目標でも、期間の長さによって感じ方が変わってきます。これが視野の広さです。

 

ランニングに限らず、日々の生活において不安に感じたときは「木を見て森を見ず」という言葉を思い出してみてください。そして、広い視野でそのことを見てみると不安が解消されることが多くあります。そして、今、何をしなければいけないのかがわかるようになり、行動できるようになります。行動し続けることが自信に繋がります。

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悩み事に大きいも小さいもありません。些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。あなたのココロが軽くなるよう丁寧にアドバイス致します。

 

 


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ラングリット | 静岡

自信回復ランニングプランナー

古畑 健太